こんにちは、あられです!
今回は私が動画編集ディレクターとしてチーム運用をする中で感じた
「この手順で動画編集をしてもらえたら、修正も少なくてとっても嬉しい・・・!」
という超具体的な動画編集の手順をお伝えします!
この手順で動画編集をすれば
「一定レベル以上の動画編集技術・知識がある」と思ってもらえる
↓
・フィードバックする価値のある動画編集者だと思ってもらえる
・修正が少ないからディレクター側でも修正が巻き取りやすい
・基礎がちゃんとしているから、他の動画編集案件もお願いできる
↓
案件を積み重ねていくうちに「大事な案件をお願いしたい動画編集者」になれる
「大事な案件をお願いしたい動画編集者」になれれば、継続して案件が受注できること間違いなし!です。
継続して案件が受注できれば、安定的な収入に繋がるので
ぜひ、この具体的な動画編集手順を実践してもらえたら嬉しいです😌✨
かなり具体的に説明するのでちょっと長いですが、
動画編集を始めたばかりの方には必ず役に立つ内容になっているので
読んでもらえると嬉しいです!
ちなみに今回ご紹介する動画編集の手順はあくまでも【参考】になりますので、もっと良い方法、手順があれば、もちろんそちらを優先していただいて大丈夫です!!
動画編集の方法や手順に正解はなく、それぞれがやりやすく、効率的な方法を確立していくのが一番良い思いますので、私の方法は「そんな方法もあるのね~」くらいに思って頂けたら幸いです😌
動画編集の手順 ①動画素材の音量を揃える
新規プログラムを立ち上げたら、新規シーケンスを作ります。
提供された元素材動画をシーケンスに配置したら
音声部分を選択し
【エッセンシャルサウンド】を開いて
【ラウドネス】→【会話】→【自動一致】を選択して
素材動画の音量を一定かつ聞きやすい音量に調整しましょう!
この調整を最初に行わずにいきなりカットをしてしまうと
音が大きすぎる場所、小さすぎる場所が混在して音量調整の難易度が上がります。
またカットした複数の素材を選択して「ラウドネスの移動一致」をしても、
個別の素材と認識されてしまうので音量が一定になりません。
【カットする前にラウドネスの自動一致をする】
これがスムーズな動画編集の第一歩です!
動画編集の手順 ②波形を見ながらカット
ラウドネスの自動調整を行ったら、素材をカットしていきます。
カットする時は音声波形部分をしっかり広げて、【音声波形を見ながらカット】していきます。
(※ここからは個人的見解なので、あくまで参考動画・指示書・クライアント様からの指示を優先で!)
あくまで個人的見解ですが
ビジネス系動画であれば「無音期間が全くないようにカット」して大丈夫です。
対談動画・バラエティ系動画でも不自然じゃない形で「無音期間がほとんどないようにカット」して大丈夫です。
無音期間があって間延びしている動画よりも、ジェットカットでサクサク進む動画の方がテンポが良く視聴維持率が高いからです。
案件ごとのカットの「間」をつかむのは時間が必要だったり、チャンネルの目的や出演者さんの属性にもよるので(プロの芸人さんだったら素材の間を活かすべきだったりします)一概には言えないのですが、
それでも基本的には
【無音期間が無いように波形をみながらカット】して大丈夫じゃないかな、と思っています。
時々ジェットカットを意識し過ぎて、言い始めや言い終わりをカットしてしまい、かなり不自然で何を言っているのかわからない状態になっている場合があるので
・言い始めの子音をカットしない
・カットしたらすこし戻して再生して、発言や会話が不自然になっていないか確認する
ことも意識して下さい。
動画編集の手順 ③vrewでテロップを付ける
カットが終わったら、いったん動画を書き出します(基本的には「高品質1080pHD」でOK)。
書き出した動画をvrewに読み込んで、音声認識の助けを借りながらテロップを入れていきます。
なぜPremiere Proの「文字起こし」機能ではなくvrewを使用するのかというと
・Premiere Proの自動文字起こしで生成したテロップを装飾すると、
一定の範囲を超えると文字が見切れる
・自動文字起こし機能を使用することによるバグ・強制終了が未だに多い
・台本がある案件の場合は台本を読み込んで時短可能
・音声認識の精度はPremiere Proに引けを取らない
・無料で使用できる
上記の点が挙げられます。
Premiere Proの自動文字起こし機能は、だいぶ良くなっていると思うのですが、
未だに謎の強制終了やテキストスタイルで装飾すると文字が見切れる問題などがあり
私はまだvrewの方が使いやすいと思っています。
特に装飾すると文字が見切れる問題は、ディレクター側でちょっとしたテロップの修正や変更を行うときに非常に時間がとられてしまうので、できるだけvrewを使っていただければと個人的には思っています・・・(これからのバージョンアップや修正で良くなる可能性はもちろんありますね!)
vrewでテロップを入れるときは
・言い始めとテロップの始まりを揃える
・一度に表示して違和感がない文字数かどうか(1画面あたりの文字数は30文字程度が妥当)
を意識して入力しましょう。
vrewで最後までテロップを入れ終わったら
「Premiere Pro(XML)形式」でエクスポートしてください。
動画編集の手順 ④カットの線とテロップの始まりを揃える
vrewで「Premiere Pro(XML)」でエクスポートをして生成されたファイルをPremiere Proで「ファイル」→「読み込み」します。
「読み込み」すると新しくvrewで読み込んだ動画の名前のビンが新しく作られ、
中に「読み込んだ動画」と「読み込んだ動画にテロップが付いてカットされたシーケンス」が入っています。
この「読み込んだ動画にテロップが付いてカットされたシーケンス」のテロップだけを選択して、コピーして
元々動画である、自分がカットしたシーケンスに、vrewで作ったテロップを乗せます。
そうすると、自分がカットしたカットラインと、vrewで作ったテロップのカットラインは
ズレているはずので、テロップのカットラインと動画のカットラインを揃える作業をします。
画面の切り替わりとテロップの表示が同時じゃないと、違和感を感じることが多いです!
だからカットの線を揃えるんだね!
vrewを読み込んだ時にできたビンに入っている動画は使わないよ!vrewで加工されて、元動画とは画質や音質が変わっていることが多いので、必ず自分が最初にカットした元動画にテロップを追加してね。
動画編集の手順 ⑤テロップを装飾する
動画のカットラインとテロップのカットラインを揃えたら、テロップの装飾を行います。
テロップ一つ選択したら、エッシェンシャルグラフィクスで装飾をします。
装飾が完成したら「スタイル」のプルダウンを押して「スタイルを作成」を選択します。
スタイルに自分が分かりやすい名前を付けて「OK」を押すと、プロジェクトパネルに自分が作ったテキストスタイルが作られます。
テロップ全体を選択して、自分が作ったテキストスタイルをテロップにドロップすると
テロップ全体がそのテキストスタイルで装飾されます。
装飾されたテロップを一つずつ確認して
・必要に応じて2行にする
・セーフマージン内に入るように位置を揃える
ことを行いましょう!
セーフマージン内に入れないと、YouTubeのバーとテロップが被ってしまい、テロップが見えにくくなってしまいます。
動画編集の手順 ⑥動画の色と画角を調整する
プロジェクトパネルを右クリックして「調整レイヤー」を作成し、動画本編の真上に配置します。
(テロップは一つ上のレイヤーにずらします)
「エフェクト」から「ビデオエフェクト」→「ディストーション」→「トランスフォーム」を選択して「トランスフォームを調整レイヤーに適応します。
エフェクトコントロールの中の「トランスフォーム」の中の「位置」や「スケール」を調整して
動画全体の画角を参考動画等に合わせて調整します。
また調整レイヤーを選択した状態で「Lumetriカラー」を選択し、動画の色味を見やすいように調整して下さい。
色味は基本的には参考動画に揃えます。
参考が無い場合は「自動」を押して自動調整してもOK!
これでテロップの入った見やすい動画が完成!
これで
・音量が適切に調整されている
・見やすい画角と色味
・テロップが違和感のないタイミングで出てきて適切な位置にある
動画が出来上がるかと思います!
あくまでこれは手順の一例なので、もっとやりやすい順番や方法があれば、ご自身の方法で全然OKだと思います!(私もこの手順以外で編集することもあります)
とりあえずやってみて、自分のやりやすい方法を見つければいいね!
今回は「どこから手を付けていいかわからない・・」といった方向けに、動画編集の手順について説明してみました。
参考になれば幸いです!