動画編集を始めたけど、テロップに関する修正がたくさん返ってきて疲弊しちゃう💦
テロップを付けるときのルールってあるのかな?
見やすいテロップを作るためのいくつかのルールがあるので、活用すると修正もぐっと減ると思います!
動画編集者のあられと申します!
今回は、「YouTube動画編集のテロップのルール」についてまとめてみました。
このルールに沿ってテロップを付けることで
上記を兼ね備えたテロップを付けることができ、視聴者の方が違和感なく、最後まで楽しめる動画を作成することができます。
視聴者の方に動画を最後まで楽しんでいただくために必要なことが
詰まっていますので、参考にしていただけますと幸いです😌✨
ルールを意識することで修正も減って、作業効率のアップ&時間単価の上昇にもつながります!
今回はYouTube動画編集で一般的に言われている
テロップ付けのルールについて解説しています。
案件によっては
・話し言葉をそのままテロップにしてほしい
・とにかくアニメーションを多用してほしい
・とにかくカラフルで華やかなテロップにしてほしい
など、固有の指示がある場合もあります。
その際はその指示に従っていただいて、
チャンネル内のテイストを統一できるようにしてください。
テロップのルール1:
セーフマージンの中にテロップを入れる
動画内でテロップを表示する際は、
セーフマージン内に収めることが重要です。
セーフマージンより外にテロップがあると、YouTubeで表示した時にシークバーとテロップが被ってしまい見にくくなってしまったり、
デバイスによってはテロップが見切れてしまうこともあります。
プレミアプロでは、セーフマージンは下記のボタンから表示します。
テロップ編集中は、常に表示させて編集するのがおすすめです。
テロップのルール2:
長すぎる文章は避け、短くできる場合は短くする
テロップの文字数は1行あたり16文字が目安と言われており、
2段にするなら30文字ぐらいまでに収まるように調整しましょう。
入れなくても意味が伝わる単語は無いか、文章自体を短くできないか検討することも大切です。
また長い文章なら、ちゃんと読み切れる秒数表示されているかも確認しましょう。
テロップのルール3:
助詞や「小さいつ」(促音)は2段目の先頭にしない
テロップ内の文字改行は、自然な区切りで行い、文章が読みやすいように注意します。
2段目の先頭が助詞や「って」などから始まると不自然なため、
助詞や「って」などは1段目の最後に配置すると違和感が少ないと思います。
テロップのルール4:
同じ助詞が連続している場合は、言い換える
助詞が連続すると視認性が低下するので、分かりやすい文章に書き換えると良いです。
例)
❎申請書 の 提出 の 期限 の 変更 の 依頼をします。
↓
⭕申請書 の 提出期限 の 変更依頼 を します。
テロップのルール5:
通常テロップには読みやすいフォントを使用する
通常テロップのフォントはシンプルなゴシック体のフォントがおすすめです。
よく使われるものとしては
📌ヒラギノ角ゴシック
(Mac標準搭載フォント、読みやすい、Winの場合ライセンスが必要)
📌Noto Sans CJK JP
(Googleからフリーダウンロード可能、源ノ角ゴシックとほぼ同じ※詳しくはこちらの記事が参考になりました)
📌小塚ゴシック
(Adobeが作成したゴシック体の和文フォントなので、AdobeCC契約をしていれば使える)
強調したいときには
📌源ノ明朝などの明朝体
📌チカラヅヨク、チカラヨワク、けいふぉんとなどの特殊フォント
上記を使用するのがおすすめです。
あまりフォントの数が増えすぎると統一感が失われてしまうので、
使うフォントの数はできるだけ抑えることも大切です。
テロップのルール6:
「ら抜き言葉」「い抜き言葉」は補正する
演者さんが話している言葉は「ら抜き言葉」「い抜き言葉」が多いので、
テロップにするときは正しい表記にします。
❎「話してます」→⭕「話しています」
❎「困ってる」→⭕「困っている」
❎「食べれる?」→⭕「食べられる?」
❎「着れます」→⭕「着られます」
❎「言ってんじゃない?」→⭕「言ってるんじゃない?」
テロップのルール7:
句読点は使用しない、視認性が悪い場合は半角スペースで代用する
テロップでは視覚的な混乱を招くことがあるので句読点は使用しません。
ひらがなや漢字が連続して読みにくくなる場合は、
半角スペースを入れて対応します。
(例)
❎「一応未解決事件として扱いますか?」
↓
⭕「一応 未解決事件として取り扱いますか?」
(例)
❎「ただただいまとだけその人は言った。」
↓
⭕「ただ ただいまとだけその人は言った。」
テロップのルール8:
不要な「話し言葉」は削除する
話し言葉には
「もう」「いや」「~ね」「じゃあ」「ちょっと」「という風に」等の言葉が入りやすいですが、テロップでは読みにくくなってしまうので不要です。
できるだけ簡潔にまとめて、視聴者が一目で理解できるようにすることが大切です。
テロップのルール9:
テロップデザインの数を増やし過ぎない
テロップのデザインの数が多いと動画は華やかになるかもしれませんが、
統一感が失われてしまう原因となります。
テロップのデザインは通常テロップを含めて5~6種類にして、
話者の変更は色の違いで表現するなどに留めておくと統一感が出ます。
テロップのルール10:
テロップは背景の色と似た色を避け、読みやすい色を使用する
テロップの色が動画の色と近い色だと、読みにくくなってしまいます。
明るい背景には暗めのテキスト色、暗い背景には明るめのテキスト色を配置するなど、コントラストを意識してテロップ色を選択します。
白色の文字テロップに色の縁取りを付けたり、色の文字に白の縁取りを付けたり、黒のドロップシャドウを薄くつけるなど、白と黒を上手く使うのもおすすめです。
テロップのルール11:
発言内容とテロップ色のイメージとSEを合わせる
ポジティブなことを話しているのに暗いイメージのテロップだったり、
ネガティブな発言をしているのに明るい色のテロップだったりすると、
視聴者の受け取り方に混乱を生じさせます。
発言内容とそのテロップのデザインのイメージが一致しているか注意しましょう。
またネガティブな発言で、ネガティブなテロップにしているのに、
「ピコッ」とか「キラッ」という明るいSEが鳴っていると違和感を感じます。
発言内容=テロップのデザインが持つイメージ=SEが持つイメージとなることが大切です。
テロップのルール12:
目的の無いアニメーションは使用しない
テロップにアニメーションを使用する時は
・華やかさを出したい
・ツッコミ感を出したい
・情けなさを出したい
・話題の切り替わりを表現したい
・発言のスピード感を表現したい
など、そのアニメーションを使用する目的をはっきりとさせてから使用します。
目的がないアニメーションは視聴者の注意を散漫にさせてしまい、
視聴中の不快感に繋がります🙅♀️
ショート動画や冒頭のダイジェストでインパクトを与えるために、あえてアニメーションを多用する場合を除いて、
基本的にはここぞというときに使用するのが個人的にはおすすめです。
テロップのルール13:
強調テロップを使用したらSEも付ける
通常の発言テロップではなく、フォントやデザインを変えた強調テロップを使った場合には、それに合ったSEも付けます。
テロップが変わったのにSEがないと、違和感を感じる場合が多いです💦
アニメーションを付けたときも、SE付けた方が違和感が少ないと思います。
まとめ:
テロップのルールを意識して、必要とされる動画編集者になろう!
今回は「YouTube動画編集をするときのテロップのルール」について解説しました!
【YouTube動画編集テロップのルール】
✅1:セーフマージンの中にテロップを入れる
✅2:長すぎる文章は避け、短くできる場合は短くする
✅3:助詞や「小さいつ」(促音)は2段目の先頭にしない
✅4:同じ助詞が連続している場合は、言い換える
✅5:通常テロップには読みやすいフォントを使用する
✅6:「ら抜き言葉」「い抜き言葉」は補正する
✅7:句読点は使用しない、視認性が悪い場合は半角スペースで代用する
✅8:不要な「話し言葉」は削除する
✅9:テロップデザインの数を増やし過ぎない
✅10:テロップは背景の色と似た色を避け、読みやすい色を使用する
✅11:発言内容とテロップ色のイメージとSEを合わせる
✅12:目的の無いアニメーションは使用しない
✅13:強調テロップを使用したらSEも付ける
上記の13個のテロップのルールを意識してテロップを作成すれば動画のクオリティが上がり、繰り返しお仕事がいただける動画編集者になれるのではないかと思います!
テロップの誤字脱字の確認方法については、こちらの記事でもご紹介していますので、テロップのルールと合わせて確認して頂くと、よりクオリティが高いテロップになり、修正も減らせるかなと思います✨
他にも、これから月10万円を目指す動画編集者の方々に向けて、動画編集の具体的な方法を発信していますので、よかったら見て下さいね😊